ユニットケアとは?
2019年 07月 16日
今どんどん建っている
「ユニット型特別養護老人ホーム」とは
どんなものかというと…
以前の特別養護老人ホームって、
病院のようなイメージないですか?
ユニット型特養では、
1ユニットに9-12名程の入居者様がおり、
施設によって、
ユニット数・1ユニットの入居人数は
変わります。
大体が1ユニット10名かと思います。
施設を「街」として、
ユニットを「家」とします。
そして、
居室は「自分の部屋」です。
従来のケアとは違い、
「個々の生活リズム」で暮らしていただきます。
例えば、
食事
みんな一緒には食べません。
歯磨き
みんな一緒の時間にしません。
排泄
みんな同じ時間にトイレに案内しません。
おむつの方も同じです。
就寝時間
みんな一緒の時間ではありません。
着るもの
みんな同じ同じパジャマではありません。
これは、老人福祉法の
ユニット型特別養護老人ホームの
運営基準第33条に示されており、
(ユニット型特別養護老人ホームは、入居者様一人一人の意思及び人格を尊重し、入居者様へのサービスの提供に関する計画に基づき、その居宅における生活への復帰を念頭に置いて、入居前の居宅における生活と入居後の生活が連続したものになるよう配慮しながら各ユニットにおいて入居者様が相互に社会的関係を築き、自律的な日常生活を営むことを支援しなければならない)
↑
こんな難しい文を書かれてもわけわかんない…
ですよねぇ〜!
要は、
入居者様一人一人の
「暮 ら し の 継 続」
をできるようにケアしてくださいね
ってことです。
従来型特別養護老人ホームと、
ユニット型特別養護老人ホームで運営基準が
違うように、言葉の使い方も違います。
ユニット型特別養護老人ホームでは、
入所ではなく、「入居」です。
だから利用者様ではなく、入居者様といいます。
自立支援なんて言葉もよく聞きますよね?
ユニット型特別養護老人ホームでは、
自立ではなく、「自律」を使います。
勉強家の方なら、自立と自律の違いを
検索していることでしょう♪
そして、
自宅に近い環境の介護施設において
他の入居者様や介護スタッフと
共同生活をしながら
入居者様一人一人の個性や生活リズムに
応じて暮らしていけるように
サポートする介護手法の事を
「ユ ニ ッ ト ケ ア」といいます。
すごく簡単に説明しましたが、
1ユニット10名のご高齢者の方がいます。
「年を取ると頑固になる」
そうなんです、皆様かなりの曲者です笑
その方達の一日の生活リズムや意向を全て把握、
それを少人数のスタッフで情報共有し、
業務を組み立て、
他部署と連携していく。
私の仕事はそんな仕事です。
ユニットケアについては、賛否両論が激しいですが、私は大好きです。
ゲームの攻略に似ている気がします笑
人手不足が問題視されていますが、
スタッフの観察力と情報共有、
他部署の協力体制が
しっかりされていれば、
ユニットケアは成立できると思います。
またその話は、また後ほど。
by chu2-kaigo
| 2019-07-16 00:30
| ユニットケア